訪問診療

訪問診療について

介護を要する状態では、通院介助・診察の待ち時間など、通院時の負担が大きくなります。その結果、通院負担のため治療を断念し、治療を継続できなくなったり、活動性が低下して、さらに介護を要する状態になってしまうこともあります。当院では通院困難となった患者様が、十分に治療を受けることが出来るよう、ご自宅へ医療をお届けします。
医師、看護師が定期的（月2回）にご自宅へ訪問して診察をします。診察では各種検査、点滴・注射処置・お薬の処方などを行います。
当院では24時間365日体制をとっており、お体の具合が悪い時や緊急時には定期的な診察とは別に往診を行い、適切な治療を行います。
病院での精査や治療が必要な場合は、近隣の総合病院と連携して紹介を行います。

当院の訪問診療について

内科診療（一般在宅）

心疾患、呼吸器疾患、内分泌疾患などの内科疾患を持病にお持ちの患者様も数多くおられますが、当院では内科医も多数在籍しており、総合的な診療を行います。
特に認知症、脳卒中後、パーキンソン病などの患者様では、活動性の低下が問題となることも多く、当院では投薬調整以外に、リハビリ治療も積極的に行っています。

内科診療（一般在宅）

整形外科診療

脊柱の圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などの四肢・体幹の骨折、変形性関節症、脳卒中後などの運動器疾患に対して、投薬、注射、リハビリ、装具処方などの治療を行います。転倒などのケガにより痛みが強い場合には、レントゲン検査で骨折の有無を判断します。
骨折後のご高齢患者様は、骨折を繰り返してしまうことが多いため、疼痛の早期改善、予防を目的として注射等で骨粗しょう症治療を行います。

整形外科診療

緩和ケア・ターミナルケア

ガン末期、老衰の状態において、「住み慣れた環境で最期を迎えたい」という患者様の意思に最大限寄り添い、大切な人に見守られながら安らかに最期を迎えることができるように緩和ケアを行っております。
私たちは「在宅緩和ケア充実診療所」としての届出を行っており、ご自宅で安らかな最期を迎えられるよう、当院では病院で行う緩和ケアをご自宅でも受けられる体制を整えております。医師や看護師、理学療法士の医学的観点を持ったスタッフや介護・福祉の観点を持ったソーシャルワーカーが在籍しているので、医学的な管理だけでなく、介護にかかわるご家族にも安心していただけるように福祉サービスのご提案も行います。