第2回 ひのとり連携会~医療と介護の連携~

“安心を共有する”ために

今月のひのとり検討会は、一気に寒さが増した日にもかかわらず、
連携の深いケアマネジャーさん、訪問看護師さんなど、14事業所・22名もの方にご参加いただき、たいへん賑やかな会となりました。

ひのとり整形在宅クリニックでは、医療と介護の垣根を越えて「顔の見える関係づくり」を大切にしていますが、
今回のように多くの事業所が一堂に集う機会はとても貴重です。

今月は、以下の3つのテーマで講演を行いました。

~アジェンダ~
①本人の思いをチームで支える〜治療方針を共に考えるSDMとACP〜
②医療専門職だからできる施設紹介
③医療と介護の勉強会 〜相互理解の先にある連携〜症候の見方シリーズ「発熱トリアージ」

① 本人の思いをチームで支える〜治療方針を共に考えるSDMとACP〜

本人の思いをチームで支える〜治療方針を共に考えるSDMとACP〜
(講師:ソーシャルワーカー 佐藤良貴)

まずは、前回10月にも取り上げた、

本人の思いをチームで支える SDM(共有意思決定)ACP(アドバンス・ケア・プランニング/人生会議) の復習を兼ねた講演です。

在宅医療では、
「どこで過ごしたいのか」
「どんな治療を望むのか」
といった“本人の思い”が非常に大切になります。

医師・看護師・リハビリ職・ケアマネジャー・介護職…
関わる専門職が多いからこそ、
思いの中心がブレないように、対話しながら方針を決めていくことが求められます。

今回の講演では、
・SDMをすすめる3つのステップ
・ACPの進め方
・多職種連携の中でケアマネジャーが担う役割
などを、事例も交えて共有しました。

参加者の皆さんからも、
「実際の現場での話し合い方がイメージしやすい」
「本人と家族の思いを整理する視点が参考になった」
といった声が寄せられました。

② 医療専門職だからできる“施設紹介

(講師:株式会社ヒトキ 代表取締役 小幡 匡史 氏)

続いては、株式会社ヒキト 代表の小幡 匡史さんによる講演です。

小幡さんは 理学療法士として臨床経験を積み、
その後は 有料老人ホームの施設管理者も務めた経験を持つ専門職。

医療と介護の両面を知っているからこそ、
「本人のニーズに最も合った施設選び」 ができる点が特徴です。

講演では、
・施設紹介における専門職としての視点
・「その人に合うかどうか」を見極めるポイント
・家族が迷ったときの支援の方法
など、現場に直結する内容が紹介されました。

在宅での生活が難しくなったとき、
単なる“紹介”ではなく、本人の生活歴・身体状況・価値観を踏まえた提案が必要だというメッセージが印象的でした。

③ 医療と介護の勉強会~相互理解の先にある連携~症候の見方シリーズ「発熱トリアージ」

医療と介護の勉強会〜相互理解の先にある連携〜
症候の見方シリーズ「発熱トリアージ」

(講師:ひのとり整形在宅クリニック 院長 鴨下 友彦)

最後は、鴨下院長による人気シリーズ、
「症候の見方」から 発熱トリアージ がテーマでした。

訪問の現場でよく遭遇する「発熱」。
しかし、ご家庭もケアスタッフも、
「病院を受診するべき?」「緊急性があるの?」と迷うことが多い症状でもあります。

講演では、
・発熱の背景にある病態
・重症度を見極めるポイント
・医師へ報告する際の“押さえるべき所見”
・在宅療養の現場でできる初期対応
を、現場での実例を交えながら丁寧に解説しました。

特に「報告の仕方」については、
ケアスタッフからも「明日から使える」「助かる」という声が多く上がりました。

◆ 最後に

“安心を共有する”ことが、在宅医療の真ん中にある

ケアマネジャー、訪問看護師、介護職、医師、リハビリ職、そしてご家族――
みんな立場も役割も違います。

それでも、目指しているのは同じ。
『患者様とご家族が安心して暮らせること』 です。

今回の検討会の最後に、鴨下院長が伝えたメッセージがとても印象的でした。

「在宅療養に関わるすべての人が、
それぞれの立場から“安心を共有する”。
それが、良い連携のスタートです。」

寒いなか集まってくださった皆さんと、
“安心を支えるチーム”としての心構えを再確認できた時間となりました。

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↑ひのとり整形在宅クリニック ソーシャルワーカー 佐藤氏の講演中の様子

↑株式会社ヒキト 小幡 匡史氏の講演中の様子

↑ひのとり整形在宅クリニック鴨下院長の講演中の様子

↑ひのとり検討会の様子