看護研修会~看護師スキルアップ研修~

看護師スキルアップ研修

質の高い在宅医療・訪問診療を継続的に提供するため定期的に院内勉強会を開催しています。

訪問診療では、患者さまのご自宅という生活の場で医療を提供するため、医師だけでなく看護師や多職種の連携がとても重要になります。特に看護師は、日々の観察や患者さま・ご家族とのコミュニケーションを通じて、在宅医療の質を支える大切な存在です。

今回の勉強会では日常業務の振り返りとともに、2026年度(令和8年度)診療報酬改定への対応について学びました。訪問診療に携わるスタッフとして「なぜこの業務が必要なのか」「制度の変化にどう対応するのか」を改めて確認する、非常に有意義な時間となりました。

採血結果・処方・薬剤管理の重要性

訪問診療では、患者さまの多くが通院困難な方です。そのため、定期的な採血検査の結果をもとにした体調管理や、適切な薬の処方管理がとても重要になります。

今回の勉強会では、採血結果を医師・看護師・事務スタッフでどのように共有し、処方変更や患者さまへの説明につなげていくのか、改めて確認を行いました。

特に注目したのが「訪問薬剤管理指導」と「一包化」です。

訪問薬剤管理指導とは、薬剤師が患者さまのご自宅を訪問し、服薬状況の確認や薬の説明、残薬のチェックなどを行うサービスです。訪問診療の患者さまは複数の薬を服用していることが多く、飲み忘れや誤薬が起きやすい環境にあります。

そこで、一包化(1回分の薬をまとめてパックする方法)と薬剤師の訪問指導を組み合わせることで、服薬管理をより安全に行うことができます。

勉強会では、看護師が訪問時に患者さまの服薬状況を確認し、薬剤師・医師と情報共有することの重要性について改めて確認しました。訪問診療では、こうした多職種連携が患者さまの安全につながります。

カルテ記載の徹底とその意義

訪問診療においてカルテ(診療録)の記載は、単なる記録ではなく、医療の継続性を支える重要な情報源です。 今回の勉強会では、特に「入院サマリーのカルテ反映」について学びました。 患者さまが入院し退院された際には、入院中の経過や治療内容がまとめられた「入院サマリー」が医療機関から共有されます。この情報を電子カルテへ適切に記録することで、退院後の訪問診療を安全に継続することができます。 訪問診療では、医師だけでなく看護師もカルテ情報をもとに患者さまの状態を把握し、観察やケアを行います。そのため、正確な記録と情報共有は非常に重要です。 正確な記録は、医療安全や適切な診療報酬算定にもつながります。

訪問看護との連携

訪問診療では、医師だけではなく看護師や訪問看護ステーションとの連携が欠かせません。

勉強会では「訪問看護指示書」の役割についても改めて確認しました。訪問看護指示書は、医師が訪問看護師へケア内容を指示する重要な文書です。この指示書が適切に管理されることで、患者さまへ継続的なケアが提供されます。

在宅医療では、患者さまの体調は日々変化します。訪問看護師が観察の中で気づいた変化を医師へ共有し、必要に応じて処方やケア内容を調整することが大切です。

訪問診療においては、看護師の観察力報告のスピードが、患者さまの安全を守る重要な役割を担っています。

2026年度診療報酬改定について

今回の勉強会では、2026年6月に予定されている診療報酬改定についても情報共有を行いました。 診療報酬は2年ごとに見直され、医療制度の方向性を示す重要な制度です。今回の改定では、在宅医療の強化や多職種連携の推進が大きなテーマとなっています。 特に訪問診療に関わる内容として、 ・栄養剤処方の適正化 ・残薬管理の強化 ・多職種による服薬確認 ・在宅看取り体制の評価 などが議論されています。 訪問診療の現場では、看護師が日々の観察を通じて患者さまの食事量や体重変化、服薬状況を把握することが多くあります。こうした情報を医師や薬剤師と共有することで、より適切な医療につながります。 制度の変化に対応するためにも、日々の観察・記録・連携の重要性を改めて認識する機会となりました。

勉強会を終えて

勉強会を通じて、訪問診療は医師だけでなく看護師・薬剤師・事務スタッフなど多職種が連携することで成り立つ医療であることを改めて実感しました。

訪問診療の現場では、看護師の観察力やコミュニケーションが患者さまの安心につながります。また、制度の変化に対応するためには、継続的な学びと情報共有が欠かせません。

医療法人ひのとり ひのとり整形在宅クリニックでは、今後も定期的な院内勉強会を通じてスタッフの知識とスキルを高め、地域の皆さまに安心していただける訪問診療を提供してまいります。

患者さまやご家族の皆さまが、ご自宅で安心して生活を続けられるよう、スタッフ一同これからも努力を重ねてまいります。

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↑看護研修の様子。