特定看護師が支える在宅医療と脳血管疾患への対応 ~多職種連携で考える在宅療養~

第7回ひのとり連携会を開催しました

6月30日(火)に、ひのとり連携会を開催しました。

今回もケアマネジャー、訪問看護師の多職種の皆さまにご参加いただきました。
お忙しい中ご参加いただき、誠にありがとうございました。

回を重ねるごとに、医療・介護の垣根を越えたつながりが広がっていることを実感しています。同じ地域で在宅療養を支える仲間として、顔の見える関係を築けていることを大変嬉しく思います。

今回も現場に直結するテーマを取り上げ、活発な意見交換が行われました。多職種それぞれの視点からの発言があり、実践につながる学びの多い時間となりました。

【 今回の講演テーマ 】

今回のひのとり連携会では、医療と介護の連携をテーマに、現場ですぐに活かせる2つの講演を行いました。

今回の講演テーマは以下の通りです。

特定看護師の在宅医療での活用について

医療と介護の勉強会
~相互理解の先にある連携~
症候の見方シリーズ「脳血管疾患」

事例発表

① 特定看護師の在宅医療での活用について

講師:れんげ訪問看護ステーション 會田様

1つ目の演題では、れんげ訪問看護ステーションの會田様より、「特定看護師の在宅医療での活用」をテーマにご講演いただきました。

會田様は、特定看護師として在宅医療の現場で活躍されるとともに、特定行為研修制度の普及・啓発にも積極的に取り組まれています。

講演では、特定看護師の役割や制度の概要に加え、実際の在宅医療の現場でどのように活躍しているのかを、具体的な事例を交えながらご紹介いただきました。

特定看護師は、あらかじめ医師が作成した手順書に基づき、一定の医療行為を実施できる看護師です。在宅医療では、患者様の状態変化に迅速に対応できることから、医療の質の向上やタイムリーなケアにつながることが期待されています。

また、医師・訪問看護師・ケアマネジャーなど、多職種との連携の中で専門性を発揮することにより、患者様やご家族が安心して在宅療養を続けられる体制づくりにも大きく貢献していることを学びました。

在宅医療のニーズがますます高まる中、特定看護師という新たな専門職の役割について理解を深める、大変貴重な機会となりました。
“生活を支えるための訪問診療”としてリハビリをどう活かすかを考える内容となりました。

http://www.renge-houmon.com/
↑れんげ訪問看護ステーション様のHP

②医療と介護の勉強会~相互理解の先にある連携~症候の見方シリーズ「脳血管疾患」

(講師:ひのとり整形在宅クリニック 院長 鴨下友彦)

2つ目の演題では、「脳血管疾患」をテーマに講演が行われました。

脳血管疾患は、在宅療養中の患者様にも多くみられ、後遺症や再発予防、生活機能の維持など、医療と介護の双方が密接に関わる疾患です。

講演では、

  • 脳血管疾患でみられる特徴的な症状
  • 緊急対応が必要となるサイン
  • 在宅で行える治療の選択肢
  • 訪問看護との情報共有や連携のポイント

について、実際の診療経験を交えながら解説しました。

また、在宅医療では「病気を診る」だけでなく、「その人が今後どのような生活を送りたいのか」という視点を持つことが重要です。

病状だけでなく、患者様やご家族の希望、介護体制、生活環境なども踏まえながら、多職種で情報を共有し、安心して在宅療養を継続できる支援を行うことの大切さが伝えられました。

③ 事例発表

3つ目は、症候の見方シリーズに関連した事例発表を行いました。

今回も実際のケースをもとに、多職種で意見交換を行いました。

検討の中では、

「どのような社会資源を活用できるのか」

「患者様・ご家族は、これからどのような生活を望んでいるのか」

といった視点が、在宅療養を支えるうえで非常に重要であることが改めて共有されました。

また、そのニーズを誰が把握し、どのようにチームへ共有していくのかという役割分担についても活発な意見交換が行われました。

医療職が病状や治療方針を整理する役割を担う一方で、ケアマネジャーや訪問看護師、介護職は日々の生活に最も近い立場だからこそ見えてくる情報があります。

それぞれが得た情報を持ち寄り、患者様・ご家族の思いを中心に支援方針を考えていくことが、多職種連携の大きな価値であることを再確認する機会となりました。

◆ 最後に

今回の連携会では、特定看護師の役割や脳血管疾患への対応、そして事例を通した多職種での意見交換を行い、在宅医療における連携の大切さを改めて学ぶ機会となりました。

患者様やご家族が安心して在宅療養を続けるためには、医療と介護がお互いの専門性を理解し、それぞれの役割を尊重しながら支援していくことが欠かせません。

今後も皆さまからいただいたご意見を大切にし、地域の多職種が気軽に相談し、学び合える場となるよう、より充実した連携会を目指してまいります。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
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医療法人ひのとり ひのとり整形在宅クリニック
所在地:愛知県名古屋市北区山田2丁目4-58
TEL:052ー908-2072

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↑れんげ訪問看護ステーション 看護師 會田氏の講演中の様子

↑ひのとり整形在宅クリニック 医師鴨下院長の講演中の様子

↑ひのとり整形在宅クリニック 看護師 荒川氏の講演中の様子

↑ひのとり連携会の会場の様子