転倒・ふらつきがサイン?訪問リハビリ導入のタイミング〜ケアマネジャー・訪問事業所が使える訪問リハビリ導入基準〜
第27回のひのとり検討会を開催しました。
ひのとり検討会は医師、コメディカル、ケアマネジャーが集まって医療と介護の一元化を目指し、それぞれの職種の役割の理解を深めるためにひのとり検討会を開催しています。
今回のひのとり検討会では、理学療法士の生田さんから「訪問リハビリ導入基準の共有」をテーマに、訪問リハビリの役割や導入のタイミングについて整理しました。
「この方はもう少し頑張れるんじゃないかな?」
「最近ふらつきが気になるけど、どうすれば…?」
日々の訪問の中でふと感じる“気になるサイン”を拾い上げることが、リハビリ導入の第一歩になります。
◆ なぜ「基準の共有」が大切なのか?
リハビリは、導入が遅れると十分な効果が得られにくくなることがあります。
特に、発症や受傷から時間が経つと廃用症候群(体を動かさないことで筋力や機能が落ちる状態)が進み、元の動きを取り戻すのが難しくなることも。
だからこそ、医師・看護師・ケアマネ・SW(ソーシャルワーカー)など、多職種が「リハビリ導入の目安」を共有することが重要なのです。
◆ 訪問リハビリってどんなことをするの?
訪問リハビリは、医師の指示に基づいて行われるサービスです。
主な内容は、
- 身体機能の評価・維持・向上
- 立ち上がりや歩行など、日常生活動作の練習
- 福祉用具や住宅改修のアドバイス
- ご家族や介護者への介助方法の指導
当院では週2回以上の利用が基本で、「生活に直結するリハビリ」ができるのが特徴です。
◆ 導入の目安は「発症・受傷から1か月以内」
なぜ1か月以内が目安になるのかというと、
- 廃用症候群の予防ができる
- 動作の再学習がスムーズ
- ご本人・ご家族のモチベーションが高い
といったメリットがあるからです。
退院直後や診断を受けた直後などは、まさに“介入のチャンス”といえます。
◆ 気をつけたいADLの変化
リハビリ導入を考えるサインは、日常生活の中にあります。
- 転倒やふらつきが増えてきた
- 歩行や立ち上がりに時間がかかる
- 外出の機会が減ってきた
- 入浴に時間がかかる、もしくは入れなくなった
- トイレ動作に付き添いが必要、失敗が増えた
こうした変化を見逃さないことが大切です。
「なんとなく気になる」で十分。 その感覚をチームで共有し、リハビリにつなげていきます。
◆ ひのとり版「リハビリ導入基準」
- 【転倒】1年に2回以上の転倒、または直近での転倒
- 【ふらつき】本人が自覚している/歩行時に見られる/伝い歩きや補助具が必要
- 【生活困難】外出が減った、トイレに間に合わない、浴室で清潔保持が難しい
- 【退院後】退院後は家の生活が不安定なので必ず訪問リハビリを導入する
◆ よくある質問
- 一時的な不調でも依頼していいの?
→ はい。必要な期間だけの介入も可能です。 - 他事業所のリハビリがすでに入っていても相談できる?
→ 可能です。情報共有の上で対応します。 - ADLに問題はないけど、運動不足が心配…
→ 廃用や転倒予防の観点から導入可能です。
◆ まとめ
訪問リハビリ導入は、
- 発症・受傷から1か月以内が目安
- ADLの変化を見逃さない
- 「迷ったら相談」で大丈夫
というシンプルな考え方でOKです。
多職種で「拾い上げる意識」を持ち、早めにリハビリにつなげることが、その人らしい生活を長く続ける大切なカギになると改めて確認できました。
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