第13回のひのとり検討会を開催しました。
ひのとり検討会は医師、コメディカル、ケアマネジャーが集まって医療と介護の一元化を目指し、それぞれの職種の役割の理解を深めるためにひのとり検討会を開催しています。
今回は、「訪問診療におけるソーシャルワーカーの役割」についてSWの佐藤さんにお話していただきました。
在宅診療のソーシャルワーカーの業務内容は病院のソーシャルワーカーとは異なります。
当院のソーシャルワーカーは、
・訪問診療導入前の訪問診療に関する説明
・訪問診療の契約
・患者様やご家族の療養生活上の相談窓口
・訪問診療を受けている患者様の入院調整や退院後の環境調整
・ケアマネジャーや他事業所、病院のソーシャルワーカーとの連携
など、患者様と医療機関のハブとなって医療と介護に関すること全てに係る仕事を行っています。
例えば転んでしまって腰椎圧迫骨折(腰の脊柱という骨の骨折)というケガをしてしまい入院となったとします。
入院中は安全な環境で療養できますが、退院後の生活は「通院はできるのか」「退院後のトイレやお風呂には行けるのか」「お食事は3食十分に摂れる環境か」「再転倒しないような環境か」などの療養上の様々な疑問や課題が浮かびます。
そうした課題をなくし安心した療養生活が送れるように調整する必要があり、当院の在宅医療の専門知識を持ったソーシャルワーカーが、医師、コメディカル、ケアマネジャーや関連事業所と連携をとって、患者様やご家族の療養生活における不安を解消するお手伝いをします。
今後とも勉強会等を通じ、医療と介護の一元化を目指して努めて参りますので、ひのとり整形在宅クリニックを今後ともよろしくお願いいたします。