第12回のひのとり検討会を開催しました。
ひのとり検討会は医師、コメディカル、ケアマネジャーが集まって医療と介護の一元化を目指し、それぞれの職種の役割の理解を深めるためにひのとり検討会を開催しています。
今回は、「訪問診療の導入の流れ」についてケアマネージャーの伊藤さんにお話していただきました。
ケアマネジャーが考える訪問診療の導入を検討するような事例や訪問診療導入までにケアマネージャーがどのように調整を図っているのか実際の事例を交えた実践的な講演でした。
ケアマネジャーが訪問診療を勧めるタイミングは下記のような状態の時です。
・通院が困難な場合
・通院するためにご本人・ご家族が身体的・経済的に負担が大きい場合
・特別な治療を行っていない診察のために複数の医療機関に受診している場合 など
訪問診療は住み慣れた環境で医療が受けられて、安心して療養生活が送れるようになります。
しかし、訪問診療を初めて受けられる患者様、ご家族から訪問診療の導入に対して不安の声をいただきます。
Q.訪問診療って高額じゃないの?
A,ケアマネジャーが費用の説明と利用者様の経済状況や生活背景を把握して介護・福祉・医療制度の提案や助言を行い、できるだけ負担が少なく訪問診療が導入できるようにご提案します。
Q.在宅診療だとやれる検査に限界があるんじゃないの?
A.医療機関と連携して在宅診療でできる検査をご説明します。必要があれば主治医が紹介状を出して通院もして検査を受けていただくことが可能です。
Q.もしもの時は病院に行きたい
A.訪問診療が入っていることでもしもの時は医療機関へ円滑な手続きができる。
こうした不安にケアマネジャーがしっかりと説明し、納得して訪問診療を受けていただけるように取り組んでいます。
今後とも勉強会等を通じ、医療と介護の一元化を目指して努めて参りますので、ひのとり整形在宅クリニックを今後ともよろしくお願いいたします。